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NISAは“もしも”の備えになる?
遺族の家計・複利・取り崩しの考え方

最終更新:2026年8月

ウッドデッキで母親と幼い娘が鉢植えの若い苗に一緒に水やりをする朝の情景(時間をかけて育てる資産形成のイメージ)

NISAは「お金をふやす」制度ですが、実は遺族の家計を支える“もしも”の備えにもなります。複利で育った資産を、収入が下がる時期に少しずつ取り崩して乗り切る——その考え方と、保険との役割分担を整理します。

NISAをおさらい(3行で)

  • 投資でふえた利益が非課税(通常は約20%が税金で引かれます)。
  • 非課税で持てるのは生涯で1,800万円まで(夫婦なら合計3,600万円)。年間はつみたて投資枠120万+成長投資枠240万=最大360万円。
  • いつでも売って引き出せる。保険のような「◯歳まで」といった縛りがありません。

遺族の家計で効くのは「谷」の期間

世帯主に万一があったあと、遺族年金だけでは収入が下がる時期があります。とくに子どもが18歳を過ぎて遺族基礎年金が切れてから、配偶者が65歳で自分の年金を受け取り始めるまでは、収入がガクッと落ちる“谷”になりがちです。

ここで、それまでコツコツ積み立てて複利で育ったNISA資産を、少しずつ取り崩して穴を埋める——という使い方ができます。保険金のように一度きりではなく、必要な時期に必要なぶんだけ引き出せるのが強みです。

複利で育ったNISA資産を、遺族基礎年金が切れてから配偶者が65歳になるまでの“谷”の期間に少しずつ取り崩して収入の穴を埋めるイメージ図

でも「若くして万一」は保険の出番

NISAには弱点があります。育つのに時間が要ること。亡くなるのが早いほど、資産はまだ元本に近く、大きな支えにはなりません。だから、時間で役割を分けて考えるのが現実的です。

タイミング資産の状態主に頼るのは
早い時期の万一まだ小さい(元本に近い)保険(収入保障・死亡保険)
遅い時期・長生き複利で育っているNISAの取り崩し

どちらか一方ではなく、保険とNISAは“時間”で役割分担する両輪と考えると、ムダなく備えられます。

いくら・どう積み立てる?

  • つみたての典型は月1〜3万円ほど。無理のない額を長く続けるのが基本です。
  • 値動きがあるので、毎月一定額で時期を分散し、リスクをならします。
  • 使う直前の暴落に備え、取り崩しが近づいた分は現金比率を高めるなどの調整も有効。
  • 売却はそのときの時価で確定します。元本保証ではありません。

「うちの場合」は、試算してみるのが早い

NISA資産がその“谷”を乗り切れるかは、積立額・利回り・亡くなるタイミングでまるで変わります。『もしも計算機』なら、NISAの残高・毎月の積立・利回りを入れて、遺族の家計が最後までもつかを1年ごとに確認できます(インフレも実質で考慮します)。

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出典

  • 金融庁「NISA特設ウェブサイト」(制度・非課税限度額・年間投資枠)

※本記事は一般的な考え方の解説で、特定の投資・商品を勧めるものではありません。投資は元本割れの可能性があります。詳しくは 免責事項